現在NHKBSプレミアムで再放送中の『奇皇后』。

第3話のエピソードからスンニャンとスンニャンの父、キ・ジャオの邂逅(かいこう)が描かれています。

ドラマでは、キ・ジャオがワン・ゴらの陰謀によって捕えられる(第4話)シーンが語られていました。

さて、李子春という高麗の将軍がいます・・・

生まれは、奇しくも奇皇后と同じ1315年ごろ、李子春は朝鮮建国の祖・李成桂の父親でした。


主な登場人物とキャスト

●キ・スンニャン(ハ・ジウォン):奇皇后、元最後の皇后
●タファン(チ・チャンウク):元最後の皇帝、スンニャンの夫
●ワン・ユ(チュ・ジンモ):廃された高麗王、スンニャンの元主君
●ブダシリ(キム・ソヒョン):元の皇太后、タファンの叔母
●ヨンチョル(チョン・グクファン):元の宰相
●タナシルリ(ペク・ジニ):タファンの最初の皇后、ヨンチョルの娘
●タンギセ(キム・ジョンヒョン):元の将軍、ヨンチョルの長男
●ぺガン(キム・ヨンホ):元の将軍、タファンの忠実な部下
●タルタル(チン・イハン):元の将軍、ぺガンの甥、スンニャンの師
●マハ(キム・ジンソン):元の皇子、タナシルリの子(?)
●アユルシリダラ(キム・ジヌ):元の皇子、スンニャンの息子
●バヤンフト(イム・ジュウン):タファンの二番目の皇后

◇参考:キャスト・登場人物 一覧

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目次

奇皇后と奇一族

スンニャンは、貢女として高麗へ送られる途中逃亡し、男に変装して命を永らえていました。

キ・ジャオと親子の対面を果たしたのち、キ・ジャオにはスンニャンのほかに子供たちがいて、皆元気に暮らしているからスンニャンにも会わせたいと語ります。

しかし、スンニャンは貢女から逃げ出した罪人であり父や家族に危害を与えたくないのでそっとして欲しいと断っていました。

奇一族の繁栄

もう少しドラマが進むと、父のキ・ジャオは非業の最期を遂げる事になりますが、やがてスンニャンが元帝国の皇后として力を得ると、スンニャンの兄、キ・チョルを始めとする奇一族は皇后の外戚として絶大な権力を握る事になるのです。

「奇皇后」の生家「奇一族の繁栄と滅亡」

年表で追う、奇皇后と李成桂の関わり

さて、しばし奇皇后李成桂との関わりを時系列で追ってみたいと思います。

まずは年表をご覧ください。
(photo by:©MBC)

スンニャンの誕生から皇后冊封まで

1315年ごろ:スンニャン誕生

1335年:李成桂誕生(スンニャン20歳)

1339年:パヤンフドゥに次ぐ次皇后(第二皇后)に冊封(スンニャン24歳)

1340年:スンニャン、アユルシリダラを生む(スンニャン25歳)

1342年:鄭道伝(チョン・ドジョン)誕生(スンニャン27歳)

1353年:アユルシリダラ皇太子冊封(スンニャン38歳)

高麗の奇一族の滅亡からスンニャンの死去まで

1356年:第31代高麗王・恭愍王(コンミンワン)、奇一族を誅滅。李子春、李成桂の父親が協力(李成桂21歳)

1361年:李成桂、高麗に侵入した紅巾の乱鎮圧で手柄を立てる(李成桂26歳、スンニャン46歳)

1363年、元軍の高麗討伐、李成桂らによって壊滅。(李成桂28歳、スンニャン48歳)

1368年:元の滅亡(スンニャン53歳)

1370年(?):スンニャン死去(55歳)

1388年:鄭道伝、李成桂の幕僚となる(46歳)

1392年:李氏朝鮮建国(李成桂57歳の時、太祖)

ざっと年代を並べてみると以上のようになりますが、スンニャン李成桂の関わりをもう少し掘り下げてみたいと思います。

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スンニャンと李成桂、交差する二人の歴史

スンニャン李成桂は歳の差20歳。

最初のかかわりは、恭愍王(コンミンワン)による奇一族の誅滅事件でしょうか。

奇一族は、元の皇后スンニャンとその子で皇太子アユルシリダラの外戚ととして、高麗の王族をも凌ぐ権力を手に入れ専横の限りを尽くしていたと伝えられています。
(photo by: ©KBS、鄭道伝)

奇一族の滅亡

1356年、21歳の若き王・恭愍王は高麗に対する元の干渉を排除すべく戦いを挑みます。

その手始めとして、元の外戚となった奇一族を滅ぼす王命を下し、李成桂の父・李子春が奇一族の誅滅に大手柄を立てる事に。

李成桂の台頭

この時李成桂は若干21歳の若者でしたが、おそらく父親の軍に従い奮闘したものと推測されます。

この時、スンニャンは奇一族誅滅の報復を元の皇帝に強く訴えたと思われますが、史実は明らかではありません。

一方、李成桂は26歳の時、勢力を拡大し高麗へ迫った紅巾の乱鎮圧に手柄を立て、英雄として名乗りを上げる事に。

奇皇后の報復攻撃?

二度目のかかわりは、元帝国による高麗東北部への侵入事件。

高麗による元勢力の排除などの不遜な動きを封じるべく元は高麗に対し圧力を加え続けますが、1363年、スンニャン48歳の時、元は高麗討伐軍を派兵します。

この時、高麗の若き将軍・李成桂(28歳)は高麗東北部に侵入した元軍をせん滅。

歴史書には詳しく記されていませんが、この頃は、元の順帝(奇皇后の夫)は政治に関心を失い、実権は奇皇后が握っていたという説もありますので、ひょっとしたら奇皇后が奇一族誅滅の報復として高麗攻撃を直接命令したのかも知れません。

皇后と高麗の一将軍がお互いを良く知っていたとは思えませんが、奇皇后は英雄将軍の名前くらいは耳にしたことでしょう・・・

この時から、李成桂はついに元勢力の一掃を成し遂げるのです。


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奇皇后(キファンフ,Empress Ki)公式サイト及び関連情報

韓国歴史ドラマ、『奇皇后』
奇皇后」は、14世紀・中国の元朝末期(朝鮮は高麗王国)に高麗からの朝貢品として献上され、一介の宮女から元朝最後の皇帝・順帝の皇后に登りつめ、権勢を振るった奇皇后の物語を描いたドラマです。

公式サイト

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