刑事フォイルのあらすじ、海外ミステリードラマ


第27話「エルサレムの悲劇」Trespass(season8-2)

ネタバレ注意

物語は、史実のキング・ダビデ・ホテル爆破の映像から始まり、物語を通してユダヤ人のテロリストや反ユダヤ主義テロリスト双方の活動についてフォーカスを当て展開されていきます。

プロローグ

当時、パレスチナはイギリスが委任統治していましたが、イギリス、アラブ、イスラエルそれぞれの思惑が複雑に絡み合っていたのです。

現在も紛争のやまないパレスチナ問題が既に始まっていました。

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目次

事件発生

1946年11月のこと。
ダニエル・ウルフと言う若者が大学の敷地内で暴行された時、フォイルは彼が海運王で裕福なユダヤ人実業家、デイビッド・ウルフ卿の息子だったため、その犯行が人種的な動機ではないかと疑います。

その後、彼の父親が何者かによって殺害される事件が発生。

犯人は、反ユダヤのアラブ系パレスチナ人の仕業かと思われました。

外務省からの警護依頼

MI5のフォイルの部署は、外務省から近々開催予定の「パレスチナ会議」の警護を依頼されます。

しかし、フォイルは、亡くなった海運王の新国家(イスラエル)へ物資を運ぶ輸送船が妨害を受けていたことに関心を抱くのでした。

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反ユダヤ集会

一方、ロンドンではカリスマ的な右翼で反ユダヤ主義のリーダーの、チャールズ・ルーカスが刑務所から釈放され緊張が高まっていました。

下院議員のアダム・ウェインライト(サムの夫)は、彼の選挙地区でルーカスが戦後の困窮に苦しむ人々を扇動し暴動を起こすことを阻止しようとします。

移民の少年

その頃、サムは病院で知り合いになった百日咳に苦しむポーランド移民の若い男の子を助けようと決心します。

国民保健の適用はまだ先の事であり、彼女はアダムの選挙区民が戦争で剥奪された国家の援助を大いに必要としていることを思い知らされるのでした。

この少年は、後に災難に巻き込まれてしまう事に。

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エルサレムから来た女

ある日の事、エルサレムからロンドンの大学へ留学する為、一人の若い女性、レア・フィッシャーが到着します。

彼女は、ロンドンに住む父の友人のラビ(ユダヤ教指導者)の家に暫く滞在することになりますが、心臓発作で亡くなったと言う彼女の父の死の真相は秘密にしていました。

物語が進むにつれ、彼女にはロンドンへ来た隠された理由が明らかになって行きます。

事件の結末

海運王殺害事件の黒幕は、フォイルのすぐ近くにいる人物でした。

イスラエル建国を快く思わないその人物は、様々な妨害を画策し脅威を与えていたのでした。

感想

彷徨う民、ユダヤ人のイスラエル建国は1948年5月14日のこと。

イギリスのパレスチナ委任統治が終了した後でした。

ローマ帝国によって国を追われて以来、苦難の歴史を歩み、第二次世界大戦ではナチによるホロコーストと言う悲劇を味わったユダヤ人達の1800年に渡る悲願だったわけです。

しかし、パレスチナには既にアラブ人たちが住み着いていました。

アラブ人達にとっては、1800年も経ってから、今更土地を奪う暴挙としか思えないわけです。

こうして、血を血で洗うパレスチナ紛争が始まり、今日なお解決を見ていません。

今回のエピソードは、まさにパレスチナ紛争の始まりを描いたものでした。

反ユダヤ暴動に巻き込まれたポーランド移民の少年が九死に一生を得たのは救いでした。

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