馬医の概要とあらすじ


(画像:馬医 オリジナル・サウンドトラック

主演、チョ・スンウ。2012年MBC演技大賞受賞作品。

原題:馬医(マイ、マウィ)

英語名:Horse Doctor

制作:2012年 韓国MBC

放送:2012年10月1日~2013年3月25日

話数:全50話

視聴率:「2013年2月5日放送、平均24.2%、最高26.7%(第37話、via 韓国TNmS調査)」

監督:イ・ビョンフンPD

イ・ビョンフン監督は、歴史ドラマのヒットメーカーとの異名をとり、視聴率60%超の人気ドラマとなった『ホジュンー宮廷医官への道ー』(MBC '99年~'00年)をはじめ、『宮廷女官チャングムの誓い 』(MBC '03年~'04年)、『イ・サン』(MBC '07年~'08年)、『トンイ』(MBC 2010年)など数々の人気作品を世に送り出した事で日本でも有名です。

脚本:キム・イヨン

女流脚本家キム・イヨンは、『イ・サン』、『トンイ』と連続してイ・ビョンフン監督とコンビを組み、今回が三作目のコンビ作品となります。

出演:
チョ・スンウ(ペク・グァンヒョン役)、イ・ヨウォン(カン・ジニョン役)、ソン・チャンミン(イ・ミョンファン役)など。

参考とした情報

ドラマの概要

時は、17世紀後半。李氏朝鮮第18代王の顕宗(ヒョンジョン、トンイに登場する粛宗の父)の治世のこと。
一介の獣医師から身を起こし、王の主治医にまで上り詰めた実在の医師ペク・グァンヒョン(1625~1697)の人生を描いた歴史ドラマ。

ドラマは、単純な立身出世物語に終わらず、グァンヒョンの出生に隠された謎やグァンヒョンを取り巻く女性達とのロマンスなどバラエティに富んだ展開となっています。

朝鮮の外科手術の元祖と言われる鍼治療の達人

ペク・グァンヒョンは馬の病気を治す馬医(獣医師)の時、馬の病気を鍼治療で治す訓練を積み、人の腫物(はれもの、できもの)も鍼(はり)で切開して毒抜き治療する外科的手法を発明して臨床経験を積み、多くの患者の命を救ったと伝えられています。

一方で、異端の医術として周囲の抵抗も大きかったようです。

馬医(獣医)から医師へ

外科治療がなかった当時は、身分の貴賎を問わず腫物(はれもの、できもの)により命を落とす人が多かったと言われます。

ペク・グァンヒョンは馬の治療に効果があった高い鍼の技術で人間も救おうと決心し医師を目指します。

念願の医師へ、そして王の主治医へと

その後、念願の医師試験に合格し、その鍼治療技術で内医院(宮廷の医療機関)の医官となりますが、時の王、顕宗(ヒョンジョン)をはじめ王族達もペク・グァンヒョンの治療を受けたと言われます。

やがて、顕宗の病気を治したことが高く評価され、主治医(御医=オイ)に昇格し医師として頂点に立つことになります。

出世を極めてなお失わぬ医師の魂

粛宗(スクチョン)の時代に変わっても、新王の信頼厚いペク・グァンヒョンでしたが、都での職を辞し、地方の長官として赴任します。

県監(県の長官)になってからも、貴賎の分け隔てなく生命を尊ぶ心を持ち続け、「命の尊さに人・動物の違いは無い」という医師の精神を失わなかったと言います。

ドラマのもう一つの楽しみ...出生の秘密とラブ・ロマンス

ペク・グァンヒョンには知られざる出生の秘密がありました。
そしてその秘密が織りなす周囲の人たちとの相関関係...。

堅苦しい話ばかりではなく、歴史ドラマのもうひとつの楽しみである「ラブ・ロマンス」もストーリーに散りばめられています。

グァンヒョンにゾッコンのお姫様「スッキ王女」(顕宗の妹)、運命の女性・医女カン・ジニョンとのロマンス、彼女を巡るイ・ソンハ(グァンヒョンの父の友人だったイ・ミョンファンの息子)と繰り広げる三角関係など充分楽しめるドラマです。

ドラマのあらすじ

時代は17世紀の半ば、朝鮮王朝16代王・仁祖(インジョ)の頃。

宮廷で医学を学ぶ医生で両班(ヤンバン=貴族)出身のカン・ドジュン、馬医から医生となったイ・ミョンファン、天才的な鍼の技術を持つ医女チャン・インジュが、身分の違いを超えて同じ医学を志す者として友情を育(はぐく)んでいました。

おりしも、仁祖の息子の昭顕(ソヒョン)世子(セジャ=皇太子)が亡くなり、その死の原因に疑念を抱いたドジュンは、それが陰謀によるものであることを突き止め事実を暴こうとしますが、友であるミョンファンの裏切りに会い、謀反の濡れ衣を着せられ死罪となってしまいます。

一方、臨月であったドジュンの妻が出産を迎えていましたが、赤子が男ならその場で殺し、女なら奴婢に落とせという命令が下ります。

そして、産まれた赤子は男の子でしたが、ドジュンに恩義ある船頭のペク・ソックが、自分の娘とすり替えて男の子の命を救います。

その子こそがペク・グァンヒョンだったのです。

12年の時が流れ、田舎の島で育ったグァンヒョンは、養父ペク・ソックの目を盗んで憧れの漢城(首都)を訪れます。そこで、グァンヒョンの身代わりとなったソックの本当の娘ジニョンと運命の出会いをすることになります。そんな事情も知らず、ジニョンはグァンヒョンに恋心を抱くのでした。

さらに時は流れて、17代王・孝宗(ヒョジョン)の命令により死罪となったドジュンの身分が回復されます。

奴婢であったジニョンはドジュンの娘と認められ、内医院(ネイウォン=宮廷の医療機関)の責任者である、ドジュンの旧友イ・ミョンファンの養女として育てられることに。

かたや、グァンヒョンはと言うと、幼い頃からの動物好きがこうじて腕が自慢の馬医へと成長していました。

ある日のこと、二人はとある場所で運命の再会を果たすのですが...。