マスケティアーズ(三銃士)あらすじ第16話、シーズン2-6
三銃士 第16話 (Through a Glass Darkly)
有名な天文学者のマルミオンと弟のロベールは、彼らの城の展望台で日食を観察するために王室ファミリーと側近の一行を招待します。
側近の中には王妃の世話係コンスタンス、王の腹心ロシュフォール伯爵、護衛として銃士隊からアトスを除く、ダルタニアン、アラミス、ポルトスの三銃士たちがいました。
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命を懸けたコイン投げゲーム
さて、城の中で彼らは突然捕えられ、ポルトスとロシュフォールが手を鎖につながれて牢獄に閉じ込められてしまいます。
マルミオンは、捕虜たちに命を懸けた「狂気のコイン投げゲーム」を強制するのでした。
死の恐怖の中で、皮肉にもダルタニアンとコンスタンスはお互いの愛を確かめ合う事に。
まずミレディが、コインを宙に投げ彼女の運命を賭けますが、なんとか命をつなぎ留め自由の身に。
今度は、国王に王妃とその息子の命を懸けてゲームをする順番がやって来ますが、彼の絶望と悲しみは見ていて痛々しいものでした。
※ちなみにGlass Darklyは日食観察の時に目を守る色付きレンズの事なのですネ。
脱出作戦
三銃士たちはこの狂ったゲームから何とか脱出する方法を探り、解放されたミレディは救援を呼ぶためパリへ急行、トレヴィルとアトスに助けを求めます。
一方、ロシュフォールとポルトスも自力で牢獄から抜けすことに成功していました。
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敵同士の彼らが協力し合って脱出を図ったのは何やら皮肉的です。
一方、死んだと思われたアラミスは無事に王妃と王子を閉じ込められた部屋から救出します。
狂気のコイン投げの意味
マルミオンは憎悪をむき出しにして、今回の企てが君主制に対する復讐である事を国王に説明します。
そして長い間この機会を待っていたことを・・・
どうやらマルミオンは、昔ペストが発生した村が王命によって隔離され見捨てられた事により、家族が命を落とした事を恨んでいる様子です。
photo by: IMDb
隔離された村で食べる物が無く皆が飢えて死んでいく中で、彼の二人の息子のどちらを生かすかコイン投げで決めざるを得なかった過去を語ります。
しかし、この悲劇から生き延びたのは結局マルミオンと弟のロベールだけだったのです。
悲劇の結末
そこへパリからの救出隊が到着し、四銃士も加わって生存者たちを救い出そうとします。
マルミオンは、ダルタニアンに銃を向けますが兄の残酷な行為に嫌気がさしていたロベールが立ちふさがり命を落としてしまうことに。
戦いの末、マルミオンも悲劇的な最期を遂げるのでした。
感想
今回も何やら暗いテーマを描いたエピソードでした。
シーズン2はこの手のシリアスなストーリーが描かれることが多いようです。
絶対君主や貴族に痛めつけられる無力な農民たちの悲痛な叫びにフォーカスを当てたいのでしょうか?
さて、王命を聞かずにパリへ救援を呼びに行ったミレディは結局なにも褒美をもらえずじまいでした。
彼女がこのまま大人しく引き下がるとは思えないのですが・・・