アトス役のトム・バークとは
マスケティアーズでアトス役を演じるのは、俳優のトム・バーク。
アトスは三銃士の中では、一番年上のリーダー的存在です。
正義感に溢れた人物で、銃士隊長トレヴィルの信頼も厚く、他の銃士たちにとっては、時には父親的存在として、また頼れる兄貴分として慕われています。
ダルタニアンがパリへ上京し、ひょんなことから決闘をする事になりますが、その後友人関係となります。
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アトスには秘められた過去がありました。
かつては、ラフェール伯爵(Comte de le Fere)と言う貴族で、荘園の領主でしたが、愛する女性の裏切りによって過去を捨て、今は一銃士として王の護衛に当たっています。
そんな事で、女性不信に陥っているふしも感じられます。
悲しみに耐えられず、時々酒に逃避することもありますが、それがかえって人間臭さを感じさせます…
カギを握る女性は、ミレディ。
物語が進むにつれてこの辺りの事情が次第に明らかになって行きます。
トム・バーク(Tom Burke)
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photo by: IMDb
アトスを演じるトム・バークは、1981年6月30日生まれの英国ケント州出身の俳優です。
父親は『シャーロック・ホームズの冒険』で初代ワトソン役を2シリーズ演じた名優デビッド・バーク。
母親も女優という俳優一族のメンバーで、数多くのドラマや映画に出演経験を持つベテランです。
トム・バークスの確かな演技力と大人の男性としての落ち着いた雰囲気が、アトスのキャラクターとぴったりマッチしており、はまり役という感じがします。
マスケティアーズ出演中のインタビューで、原作小説の著者アレクサンドル・デュマの作品は読んだかと言う質問に対して、「当然の事だ」とした上で、特に、デュマ作品として知られる『王妃マルゴ』(1994年の映画)、『モンテ・クリスト伯』(1998年の映画)の2作品が好きだと答えています。
デュマの作品は復讐をテーマにしたものが多いが、復讐から得る代償として心が消耗していく様にも焦点を当てている点が印象的だと語っています。
トム・バーク独特のアトス像の原点はここにあるのではないでしょうか?
トム・バークの代表出演作品
トム・バークは、サスペンススリラー映画オンリー・ゴッド(2013年、ビリー役)、アガサ・クリスティー原作の、名探偵ポワロ「複数の時計」(2010年、コリン・レース役)など、数十の作品のドラマや映画に出演する実績を持つ実力派俳優です。